
子ども世代のお悩み
子ども世代のお悩み
安心して眠れる毎日が、健やかな発達の基盤に
子どもたちは成長とともに、心も体も大きく変化していきます。
そのなかで「眠れない」「癇癪が激しい」「学校に行きたがらない」など、ちょっと気になるサインが見られることがあります。
子ども自身が自分の不調をうまく言葉で表現するのは難しいため、
行動や体調の変化として表れることが多くあります。
保護者の方が不安になるのも当然のこと。気になることがあれば、どうかひとりで抱え込まず、
ご相談ください。
子どもたちのこころとからだの不調には、その年齢や成長段階ごとの特徴があります。
以下は、子ども世代に特に多いライフイベントと、それにともなうお悩みの一例です。
ライフイベント・状況 | よくあるこころとからだの症状 |
---|---|
赤ちゃん期(0〜1歳) | 夜泣き、寝つきにくい、日中ぐずりやすい、 授乳や離乳食のリズムが取りにくい |
未就園児期(1~3歳) | イヤイヤが強い、情緒の波が激しい、 こだわりが強い、言葉が遅い、昼夜逆転 |
幼稚園・保育園への通園開始 | 朝の不機嫌、登園しぶり、癇癪、 親から離れられない、体調不良が増える |
小学校入学・クラス替えなどの変化 | 学校に行きたがらない、腹痛や頭痛を訴える、 集団が苦手、学習への集中が難しい |
中学年~高学年 (対人関係や学習の負荷が増える時期) |
無気力、イライラ、成績の急激な変化、 自信の低下、習い事や学校を嫌がる |
中学生 (思春期初期) |
気分の浮き沈み、親への反発、不登校傾向、 SNSトラブル、疲れやすい |
高校生 (進路や将来への不安) |
朝起きられない、過眠・不眠、やる気が出ない、 友人関係のストレス、自己否定感 |
環境変化・家庭の変化 (転居・離婚・きょうだい誕生など) |
不安定な情緒、甘え行動、赤ちゃん返り、 睡眠や食事の乱れ |
刺激に敏感・繊細な傾向がある | 音や光、人混みに疲れやすい、 着替えや食事への強いこだわり、 集団生活の疲労感が強い |
「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝になると機嫌が悪くて登園・登校を嫌がる」
こうしたサインは、心身の疲れやストレスが影響していることがあります。
睡眠は、成長期の子どもたちにとって特に大切な時間です。睡眠不足が続くと、日中の集中力や感情の安定に影響が出ることもあります。
また「学校に行けない」「癇癪がひどくなった」「すぐ涙が出る」などの行動も、本人なりのSOSである場合があります。
その子らしい発達や個性を尊重しながら、生活リズムやストレスの背景を丁寧に整理し、
必要に応じて医師や心理士が一緒にケアを考えていきます。
私たちは、お子様の背景やご家庭の状況、これまでの育ちを丁寧にお伺いしながら、状態に合わせたサポートを行います。
お子様の不調に向き合う中で、保護者の方が疲れ切ってしまうことも少なくありません。
「私のせいではないか」「どうしたらいいかわからない」と自分を責めたり、「誰にも相談できない」と孤独を感じる方もいらっしゃいます。また、産後の心身の不調(産後うつや育児不安など)についてもご相談いただけます。赤ちゃん連れでも気軽にお越しください。
育児中のお母さん・お父さんが少しでも安心して子育てに取り組めるよう、私たちが支えになります。親御さんが安心して話せる場を提供し、共に問題解決に向けて歩めるよう、親御さんのこころのサポートも大切にしています。親御さんの心のケアは、お子様の回復にもつながります。お子様を支えるためにも、ご自身の心身の健康を大切にしてください。必要に応じて親御さん向けのカウンセリングや支援も行っています。
以下のような症状が続いているときは、子どものこころとからだが疲れているサインかもしれません。
子どもたちは、ちょっとした環境の変化や心の揺らぎに、とても敏感に反応します。
けれどその変化は、成長している証でもあります。
「こんなことを相談してもいいのかな?」と迷わずに、お気軽にご相談ください。
私たちは、お子様とご家族が笑顔で過ごせるように、一緒に考え、寄り添ってまいります。
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